| 当医院では、インプラント手術の際10ccほど採血して多血小板血漿(血小板を濃縮した血漿)を生成し手術部位の治癒促進・骨形成促進のためにこれを応用しています.この方法は2000年頃歯科インプラントの分野で米国から紹介されたものですが、当医院ではいち早く2001年ごろから日本歯科先端研究所にて実験を行い導入し、現時点ではルーチンな処置法となっています. この多血小板血漿は、[自己組織応用のため安全・フィブリンによる付着力・弾力に富む・歯根表面への生物学的適応性が高い・成長因子を含む・血管新生作用・骨伝導能・止血作用白血球が高濃度に含まれるための抗感染作用・創傷治癒効果]の特徴があります. また最近では、美容整形のしわとりの一方法として1年位前から見かけるようになりました.下記のように美容整形科のHP上でよく紹介されています. 『ご自身の血液を利用して行なう、再生医療のひとつです。失われた組織や器官の再建を行なう再建外科の中でも、「自分の生きた細胞から失った組織を再生させる」という組織工学に基づいたこの方式は、副作用などの問題がない安定した治療としてさまざまな分野で研究と応用がすすめられています。そして、すでに歯科領域で歯周組織再生法(インプラント治療)などに導入されているこの再生医療を「若い肌への再生美容医療」に用いたのが、「多血小板血漿(PRP)注入治療」です。』美容整形では16ccの採血から1ccの多血小板血漿を生成ししわのところに注入しているようで費用は約20万くらいです.当医院での費用はというと、特別にはいただいてはいません.医療の費用の不思議なところで、多血小板血漿を歯肉に注入しても歯はできないわけで効果に対する価値ということでしょうか?美容整形での効果は1年といわれていますので1年間しわが目立たないことに対する価値ということになります.歯科インプラントが1歯30万くらいですが1年間もてますといっても怒られますよね.これも医療価値に対する人の見方が違う良い例で不可思議な面です. とにかく私のインプラント臨床では多血小板血漿の応用は欠かせないものです.
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