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多血小板血漿のインプラント応用について  2007/07/09
当医院では、インプラント手術の際10ccほど採血して多血小板血漿(血小板を濃縮した血漿)を生成し手術部位の治癒促進・骨形成促進のためにこれを応用しています.この方法は2000年頃歯科インプラントの分野で米国から紹介されたものですが、当医院ではいち早く2001年ごろから日本歯科先端研究所にて実験を行い導入し、現時点ではルーチンな処置法となっています.
この多血小板血漿は、[自己組織応用のため安全・フィブリンによる付着力・弾力に富む・歯根表面への生物学的適応性が高い・成長因子を含む・血管新生作用・骨伝導能・止血作用白血球が高濃度に含まれるための抗感染作用・創傷治癒効果]の特徴があります.
 また最近では、美容整形のしわとりの一方法として1年位前から見かけるようになりました.下記のように美容整形科のHP上でよく紹介されています.
『ご自身の血液を利用して行なう、再生医療のひとつです。失われた組織や器官の再建を行なう再建外科の中でも、「自分の生きた細胞から失った組織を再生させる」という組織工学に基づいたこの方式は、副作用などの問題がない安定した治療としてさまざまな分野で研究と応用がすすめられています。そして、すでに歯科領域で歯周組織再生法(インプラント治療)などに導入されているこの再生医療を「若い肌への再生美容医療」に用いたのが、「多血小板血漿(PRP)注入治療」です。』美容整形では16ccの採血から1ccの多血小板血漿を生成ししわのところに注入しているようで費用は約20万くらいです.当医院での費用はというと、特別にはいただいてはいません.医療の費用の不思議なところで、多血小板血漿を歯肉に注入しても歯はできないわけで効果に対する価値ということでしょうか?美容整形での効果は1年といわれていますので1年間しわが目立たないことに対する価値ということになります.歯科インプラントが1歯30万くらいですが1年間もてますといっても怒られますよね.これも医療価値に対する人の見方が違う良い例で不可思議な面です.
 とにかく私のインプラント臨床では多血小板血漿の応用は欠かせないものです.



開院15周年  2007/06/28
この6月で開院15周年を迎えました.15年前に当医院でインプラントをされた方も15年を経過するということになります.次は20年をめざししっかりメンテナンスをしていただきたいと望んでいます.
 このたび15周年を記念して、メンテナンスにこられた方が少しでも心地よく過ごしていただけるよう待合室椅子等の家具を新規更新しました.詳細はこちらのページで『http://web.mac.com/sap/iWeb/SAPPHIRE%20DENTAL%20CLINIC/what%27s%20new.html
メンテナンスにいらっしゃるのが楽しみになるような医院作りを今後も考えていきたいと思います.これからもよろしくお願いいたします.



インプラントへの投資と効果  2007/05/22
インプラント治療は、すべて自費治療で自分のお口の中に大きなお金を投資することになります.その投資が見合うものかどうか(投資効果)は、どれくらい使用できたかによってかわります.インプラント寿命のところでお話ししたようにその期間は残念ながら個人差があります.100万投資して10年使用すれば年間10万ですが5年だと20万です.95%は、10年はもちますので10年以上使用できた方は10万以下となり効果の大きい治療といえます.100万の車の10年後を考えてもらえるとご理解いただけるかと.ましてや四六時中使用されるもので置物でもなく、また時々使うというものでもありません.ですから投資効果を最大限に発揮するためにもメンテナンスは欠かせません.


インプラントって何でも噛める?  2007/04/11
一言でいえば噛めます.インプラントをいれて噛みはじめの頃は、対合する歯が自分の歯のときは自分の歯が痛くて慣れるまでよく噛めないことがあります.インプラント周囲には、自分の歯のように感覚受容器がないので、少々固いものを噛んでもどうもありません.
 ただし、インプラント寿命という観点でみますと、インプラントは自分の歯のように歯根膜というクッションをもちませんので痛くない代わりにすべて支持骨に直接力が伝わります.ですから瞬間的な強い力はよいですが、ねじるようなすりつぶすような力が長い時間続くと周囲の骨吸収をおこし寿命を縮めることとなります.食材としては、するめ、たくわん、アワビ、ナマコ等日本独特なもの、よく『しわい』という表現をしますがこのようなものは程々にした方が懸命です.



CT(断層撮影)の有用性?  2007/04/1
インプラント治療を計画するにあたり、CT撮影してインプラント埋入部位の顎骨断面を観察することは骨形態を把握することができますのでとても有用です.しかし、CT撮影しないとインプラント治療は行っていけないような広告宣伝が一部ありますが、これは間違いで症例によってはCT撮影情報なくとも可能です.特に医科用のCTは、被曝量が大きいので撮影すべき症例を選択すべきでしょう.一方当医院で導入している歯科用CTは、特に被曝量の少ないタイプですので術前、術後確認で撮影が可能です.
顎骨が細い症例、上顎臼歯部で上顎洞へのアプローチが必要な症例、上顎前歯で骨形態が予測できない部位等かなりの症例で実際は必要です.当医院でもCT撮影することで以前は情報不足のため手術出来なかった症例がインプラント埋入できるようになりました.
 最近は、CTデータを利用してPC上で手術シミレーションしてより安全な治療計画を立てられるようになってきています.またこのお話はいたしましょう.



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